私は、30年以上にわたって筋トレ(ウエイトトレーニング)を趣味として継続しています。
そのうちの大半は、自宅トレーニング(家トレ、宅トレ)のです。
いっときはジムに通っていたこともありますし、それどころかジムでトレーナーとして仕事をしていたこともあります(何十年も前の昔話です)が、まあざっくり30年のうち25年は「自宅トレ」ですね。
今回の記事では、そんな私が自宅トレーニングの魅力について私見を述べたいと思います。
自宅でトレーニングするメリット
マシンの待ち時間がない
自宅に器具を揃えれば、ジムでありがちな、以下のようなことに悩まされることが一切ありません
- 「使おうと思っていた器具を他の人が使っている」
- 「いつまで待っても器具が空かない」
- 「ちょっと目を話したすきに別の人に順番をとられてしまった」
ある種目が終わったら、次の種目へ。
この流れがストップさせられることなく、完全に自分の思い通りにこなすことができる。これは自宅トレのメリットとしては最も重要な点だと個人的には思います。
(待つのが苦手なんです…)
ジムの営業日や営業時間に左右されることがない
現時点で、日本全国に「24時間営業・年中無休」のジムがどれほどあるのか私は詳しくありませんが、ジムに通っていると、どうしてもジム側の都合によって営業時間や定休日などでジムが利用できずトレーニングができないという事態が発生します。
時間的制限は以下のようなものがあるでしょうか。
- 「残業が長引いてジムの営業時間に間に合わなかった」
- 「早朝しか時間が取れないけど近所のジムは早朝営業していない」
自宅トレーニングなら、時間も思いのままです。あなたが朝方であろうと夜型であろうと、自由自在に、自分のコンディションが一番良い時間帯にトレーニングすることができるのです。
日程的な制限はこんな感じですかね。
- 年末年始でジムが長く休業になる
- ジムの改装のため休業期間が発生する
他には、新型コロナウイルスの流行の際には多くのジムが休業を余儀なくされましたよね。自宅トレーニングならそのような例外的事態の場合にもいつも通りにトレーニングすることが可能です。
お金を節約できる
自宅トレーニングをしようとすると、当然、器具を揃えないといけませんから、いわゆる「初期投資」のお金は必要です。どのくらいの金額が最初に必要なのかは揃える器具によって異なりますので一概にはいえません。
しかし、一度器具を揃えてしまえば、筋トレの器具というものはそうそう壊れるものではないですから、長く使うことができます。自宅なので月会費や駐車場代、ジムまでの交通費などもかかりません。
プライバシーの確保
他人の目を気にしなくてよい
自宅ですから、あなたの好きな格好でトレーニングすることができます。ジムだとやはり人の目がありますし、裸や極めて露出度の高い服装でトレーニングすることはジムの規約で禁止されていたりします。しかし自宅であれば、あなたがもしそうしたいなら裸でトレーニングすればいいのです。
うめき声などの声を出すことを遠慮しなくていい
私は個人的にはトレーニングの動作中に大きな声を出すことは、力が抜けてしまい対象筋への集中も途切れやすいため、逆効果だと思っています。
ですがたとえばセット感の休憩中や、「これから高重量のスクワットを担ぐぞ!」というときに気合を入れるために大声を出したい人などもいるでしょう。
ジムで大声を出すことは基本的に禁じられていることが多いでしょうし、他の利用者からスタッフにクレームが入る場合もあるでしょう。
自宅トレーニングであれば、あなたの住環境に応じて好きなだけ声を出すこともできます。あなたの家なのだから文句を言う人はいません。(近所迷惑には注意が必要ですが(笑))
設備を自由にカスタマイズ
自分専用のトレーニング空間
私のようにDIYを趣味とする人なら、バーベルラックなどを自作するのもまた楽しいものです。建築現場で使われる「単管1」を組み合わせて、自分でパワーラックやベンチプレス用のベンチなどを自作してしまう猛者も昔からいます。興味がある方は調べてみると良いでしょう。
そこまで本格的でなくても、「ちょっとこの壁にフックつけたいな」というときもジムではそうしたことはもちろんできませんが、自宅であれば自由自在です。
また、「他人が使って汗がついた器具を使うのはどうしても抵抗がある」といった潔癖嗜好の強い人も、自宅トレーニングであれば自分だけの空間ですから、何も気を使うことなくトレーニングに集中できるでしょう。
私は、自宅用のトレーニング器具としてWASAIというメーカーのチンニングスタンド(懸垂台)を愛用しています。このメーカーは低価格の割に作りが非常によく、とてもコスパの良い製品をリリースしてるなあと思います。
- 建築や土木工事などで使用される鋼管(スチールパイプ)の一種で、主に仮設足場や簡易構造物の骨組みとして利用される。正式には「単管パイプ」とも呼ばれる。 ↩︎
コメント